Haguruma Tool Box

ゲーム"プランナー"、はぐるま えぬのゲーム系雑記。のつもり

疲れないエンタメを求める症

ふつうにお仕事が忙しく、
最近の趣味として「疲れないエンタメ」を求めるようになってる感じがします。

 

昔は少し考えるような話とか、アクションアクションサスペンスしてるお話とか好きだったのですけど(いや、今も嫌いじゃないし、楽しく読んでるけど)、それを読む体力が……足りぬ。

 

最近のお気に入りだと

・姫様拷問のお時間です

・純情戦隊ヴァージニアス

魔王城でおやすみ

とかですかね。

 

魔王城でおやすみ、は久々に毎週ちゃんと(録画だけど)見てる感じです。

毎度のテンプレ展開と、姫様の奔放悪辣さと、振り回される魔族たちと……毎回感想がおんなじなのですが、それゆえに構えずに見れる。とても楽。

 

本音を言えばもっといろんなエンタメに触れていくべきなのはわかってるのですけどねー

 

 

せっかくなので試し読みとアフィリンクでも貼っておきます。

 

shonenjumpplus.com

shonenjumpplus.com

 

sunday.tameshiyo.me

はてなIDを誤字ってブログURLを変えた話

とても間抜けな……

わたくし「はぐるま えぬ」なので、はてなIDが「HagurumaN」なのですね。

のつもりだったのですけど、IDを「HagrumaN」で作ってたことに気が付いたのです……

せっかくGoogle AdSense 通ったのに……

 

ちょっと名前の収まりが悪かったので、傷も浅いうちにブログを作り直しました。

 

旧:https://hagruman.hatenablog.com/

新:https://haguruman.hateblo.jp/

 

どうぞよろしく。

はてなブログ無料版で Google AdSense が通ったよ、の話。

これは↓のブログ時代の話だYO!

( https://hagruman.hatenablog.com/

はてなIDを誤字ってたので……ブログ作り直しなのですよね

 

せっかくブログを作るのだし、何なら小銭を稼げたほうがいいよね!
ということでGoogle AdSenseを申請しておりました。
Amazonアフィリエイトは古の昔になんか作ってた)

Google AdSenseは、独自ドメインを推奨しているらしく、
サブドメイン方式のはてなブログ(無料版)は申請通りづらいらしいのですが、御多分に漏れず何度も申請落ちました。

ほかの方のノウハウを適当に検索しつつ気長にやっておりまして、この度通過したので、自分のやった手法を共有でもしておこうかなと。

↓だいたい検索先から拾ってきたので参考サイトは忘れました……

 

www.google.com

 

非承認の理由

全部「サイトの停止または利用不可」でした。

その指摘のとおり、AdSenseの機能周りがこのサイトを読み込むことができてないのかなーと。

やった対応

の3つです。

最初のはよく言われてるやつなので省略ですが……まあこれだけだと解決しなかったです。
申請失敗理由が全部「サイトの停止または利用不可」ということですし、あまり関係ないのではなかろうか。

 

なので手順としては後者の2つが大事だったのかなと。

URL末尾に「 / 」をつける

……いやつけてたつもりなのですが、抜けてたんですよ。

ブラウザからのアクセスでは気にならないのですが、たしかURL末尾に「 / 」をつけないと、処理的に一回アクセスしなおしが発生しているハズなのです。

 

「 / 」ナシで登録すると、処理としては

  1. https://hagruman.hatenablog.com」を探すに行く→ない
  2. あらためて「https://hagruman.hatenablog.com/」を探す→ある
  3. https://hagruman.hatenablog.com/」を見る

といった流れになっているのですね。

(詳しい理由と仕組みは……ぐぐれ)

 

Google AdSense の視点で「1」の時点で「見つからない」となっているので、「サイトの停止または利用不可」となるのでしょう。

 

でも、これだけだとAdSense申請通らなかったのです。

サイトマップの登録

というところで適当にググって出てきた「サイトマップの登録(Google Search Console)」なるものを試しました。

www.google.com

ようは、自動クローリングで拾うに任せるのではなく、サイト管理人の手で「Googleサーチエンジン側からこのサイトを見れるようにする」ための手続きっぽいですね。

 

Google AdSenseとの関連はやっぱり登録しないと「探したけれどよくわからん」となるのでしょうか。たぶん。

……正直、これの登録自体がなかなか失敗しまくりまして。
自分は次の手順で登録しました。

  1. 「https://hagruman.hatenablog.com/」で

    Google Search Consoleに登録する。

  2. 「 sitemap_index.xml 」を登録する
  3. ↑が登録されるのを待つ
  4. 「 sitemap.xml 」を登録する
  5. ↑が登録されるのを待つ

しょっぱなから「 sitemap.xml 」を登録しようとしても、なぜか失敗したのですよね……

AdSenseを申請する

申請、というよりは「問題を解決したので再審査して」と念じてボタンを押す感じですね。

なお、よく言われている

  • コンテンツの拡充
  • 問い合わせ先を作る
  • 再申請に2週間の期間を置く

は全部やってないです。

(最後のはサイトマップがらみじゃなかろうか?)

 

まとめ

  1. URLの最後に「 / 」をつけて、サイトを認識させる。
    このサイトなら、
    ×:https://hagruman.hatenablog.com ではなく
    〇:https://hagruman.hatenablog.comをつかう
  2. Googleにこのサイト&サイト構造を認識させる
  3. ↑ちゃんと認識するのを待つ
    (2週間待たなくてもいいけど、1日は待ったほうが良いのかも)
  4. AdSenseの申請

というかんじでした。

いいわけ

いよいよもってゲーム関係の記事を書いてないですが……
書くならまとまった時間取りたいんじゃ。

こういう「決まりきったこと」を「決まりきった形」で書くのは考えんでいいので楽なんじゃ。一応人の役にも立つし。

 

気負わずにやっていきたい。

 

 

 

 

 

 

アーロンチェアが完全体になった話

2回目にしてゲーム関係ない話題ですが。

 

自宅のパソコン椅子にアーロンチェアを使っています。
引っ越しついでに中古で買って、これでパソコンいじりがはかどるぜ!と思っていたのですが……いかんせん社畜に身をやつしておりますが故、活躍の機会はあまりありませんでした。

そんな中、このコロナ禍の流れでテレワークになりまして。
よっしゃ、これで我が家のアーロンチェアが火を噴くぜ!とちょっと期待をしていたのですが……使ってみると、意外と問題は出るもので。

 

今回はそれがついに解決されたぜ! というお話なのです。

 

 

そもそもなんでアーロンチェアを選んだの?

格好いいからですね!
嘘です。

 

評判がいい、試座して具合がよかった、とかもありますが、メインの理由はやはり「座面がメッシュ」だからです。

もともと座ってると熱がこもりやすい質で、長時間座るのが苦痛に感じるのです。
メッシュの座布団(効かない)とか、塩で熱交換する座布団(効かない)とか、空調座布団(うるさい&コード邪魔)とか……いろいろ試したのですがしっくりこず。
椅子を選ぶにあたって座面メッシュは自分にとって必須事項でした。

 

候補に挙がっていたのが
アーロンチェア
エルゴヒューマン
で、どちらもよかったのですが、リクライニングの感じが好きかなーという理由でアーロンチェアにしました。

 

 

こんな問題が出ていましたよ

中古とは言えど、さすがのアーロンチェアなので座り心地は良いですし、メッシュ座面は最高なのです。

 

なぜすべての椅子は座面がメッシュでないのか。
なぜ他の人類は尻に熱がたまることに耐えられるのか。

 

が、実際に家での長時間運用をするとなると、細かいところから予想外のところまで気になってくるものでして……

自分の場合はこんな問題が出てました。

・バナナクッションがボロボロ
ヘッドレストほしい
・アームレストが邪魔(机に引っかかる)
・机に高さを合わせると、太ももが窮屈
・尻が痛い

そして今日、晴れてすべての問題が解消したのです!

 

 

バナナクッションがボロボロ

新型のアーロンチェアからは消えましたね……

(参考:アーロンチェアの新旧を比較してみました! | vanilla mag(バニラマグ)

 

不通に新品を買っていれば気にならないと思いますが、自分の場合は中古なので、正直買った当初からすこしボロボロでした。
元持ち主の方が雑に扱われていたわけではなく、ウレタンなので加水分解するのですね。

 

と、いうこともあって、交換用のバナナクッションも売っていたりします。

amzn.to

(リンク先、純正品じゃないですけど)
(モデルチェンジしたからもしかしたら市場から消えていくのかも)
アーロンチェア自体は10年保証とかあるから、しばらくは大丈夫でしょうが)

 

最初のうちは気にしなかったのですが、座っていると意外と床に黒いウレタンくずが落ちてきまして……ついに寿命だなーとなってしまいました。
とりあえずタオルをはさんだりしてみて、実はそんなに具合悪くなかったのですが、今度はタオルの埃というか粉というかが気になり……

 

結局、バナナクッションもタオルも外してそのまま使ってます。

なので

問題:バナナクッションがボロボロになった。
対策:バナナクッションなどいらぬ。

となりました。

 

座面のテンション維持と、太ももと椅子のフレーム部分の直接接触を和らげるためのクッションなので、自分の座り方(腿が浮く)だといらないのかなーと。

 

 

ヘッドレストほしい

これはアーロンチェアで検索すると結構な頻度で出てくる要望ですね。


アーロンチェアを「正しく座る」場合にはいらないので、オフィスワーク限定なら確かに不要だと思います。
自分は特にリクライニング時の姿勢が気に入ってアーロンチェアにしているので、ヘッドレストはやっぱり欲しい派なのです。椅子で寝たい。

 

これは素直に買っちゃいました。
要望がいっぱいある=対策のための商品もある、と思っていたので、検索したら出るわ出るわ……

amzn.to

思い返せば正直ちょっと高い(2万って)のですけど、その時は「アーロンチェアは中古で安く買えたし、椅子はこだわりたいし、2万くらい良いよね!」というテンションだったのです。


問題:ヘッドレストが無い!
対策:無ければ買えばいいじゃない。


が、実はちょっと収まり悪かったりしたのですよね……
キータイプするときは良いのですが、リクライニング時にいまいち良いポジションに来てくれないというか、正直邪魔なこともあるというか……

 

でも、これも解決したのです。それは後程。

 

 

机に高さを合わせると、アームレストが邪魔

これが実は一番大変だった問題で、自分がタイピングしやすいような高さに椅子を調整すると、アームレストが机にあたってしまうのです……
もっとも、高さを低くしたり、いっそ外したりすれば机とはぶつからなくなります。
が、そうなると本を読むときとか、気分転換に膝の上にキーボード持ってきて打つときとかに使えなくて、どうしたものかと。

同じ問題抱えている人いないかなーと思って調べてみたのですが、いやはや居るものですね。

yuruaki.blog.fc2.com

ありがとうございます。役に立ちました。

 

アームレストのガタ付きが気になったので、自分の場合は段ボールでスペーサー作って突起部分が引っかからなくなるようにしました。

 

問題:アームレストが机に引っかかる
対策:ひっくり返す

 

やり方はリンク先で見てもらえればと思います。が、アームレストは結構硬めにボルトが締まっているので、レンチ持ってない人はレンチ買ったほうが良いです。

自分はモンキーレンチで頑張りましたが、手が痛かったり、うまくハマらなかったりしたので、ラチェットレンチ買うのがいいと思いますよ……

 

amzn.to

 

 

机に高さを合わせると、太ももが窮屈

これも机との相性問題。
自分がタイピングしやすいような高さに椅子を調整すると、太ももが窮屈になるのです。
座面に押し付けられるというかなんというか。
それを解決するためのバナナクッションを外したからでは? と思うかもしれません。
そうかもしれないです。

 

が、自分の好みとして、そもそも座面と太ももがくっつかないでほしい……という思いがあるのです。
フットレストを買えばいいじゃん、というかもしれません。

正直自分もそう思いますし、結論から言えばそうしたのですが、よく売ってるフットレストだと自分の需要を満たせないのです。

・幅が狭い

狭いのだ。肩幅よりもすこし足を開きたいのだ。そうすると幅は60cmくらいほしいのですが……まあ、無いですよね。

・隙間が欲しい

椅子を机に寄せると、ちょうど足の間くらいに椅子の脚が来るのですよね……
フットレスト代わりの足置きを置いていた時に、そこにぶつかって結構邪魔でした。


足の下に高さが欲しい。足は軽く開きたいが、その長さのフットレストは無い。足の隙間は空いていてほしい。
となると、必要なものは、「左右の足下に置く、良い感じの台」があればよいということになりますね。
ということで台っぽいものを探していたところ、100均でちょうどいいのを見つけました。

ec.cando-web.co.jp

たぶんコレの色違い。これを2個かって足置きにしています。


問題:太ももが窮屈
対策:100均で買ったケースをフットレストにした

 

買ってそのままだと、足を動かしたときに床にプラが当たる音がすごかったので、ウレタンのスペーサーっぽいものを貼りました。
よくある隙間埋めシールですね。

 

 

尻が痛い

……尻が痛いのです。
座り方が悪いのか、アーロンチェアと体形の相性が悪いのか。
たぶん、両方だと思います。

 

他にもアーロンチェア買った方で尻が痛いという悲鳴は聞こえるので、まあ合う合わないがあるのでしょう。
自分の場合は、フットレスト使っている影響もあると思いますが。
アーロンチェアフットレスト想定してないっぽいですし(座り方説明には当然ながら書いてない)。

 

とはいえ座布団とかクッションはなぁ……もともとメッシュ座面を求めてアーロンチェアを買っているので、どうしたものかと思っていたのですが、これは時代が解決してくれました。

よもやのゲル系メッシュ座布団の登場です。

amzn.to

(通気性を表すイラストが屁にしかみえないの、なんなんですかね)

 

見るからに尻の痛みを軽減しそうなスペックに、向こう側が見えるほどの穴が開いているという点が魅力的です。

 

空調座布団は試したのですが、中のプラスペーサーが崩れるという問題があり、布系のメッシュ座布団はその下のクッション部に熱がたまって辛い。


しかし、このゲル系メッシュ座布団の場合は、貫通しています。

 

普通の椅子ならばその下のクッション部で蓋がされると思いますが、自分が使っているのはアーロンチェア
メッシュ座面と、ゲルメッシュのマリアージュがあれば、蒸れないのではないか……と思ったのです。

 

で結果は……正直、少し熱がこもります。
が、座っていられないほどではないです。なんならアーロンチェアのメッシュ座面は少し寒いこともあったので、ちょうどよいかもしれません。

 

問題:尻が痛い
対策:ゲルメッシュな座布団


そして、「アイデアというのは複数の問題をいっぺんに解決すること」(宮本茂というわけではないですが、良い商品は複数の問題を解決するのです。

(急にゲームブログっぽい話運びにしました。内容がゲームと離れているので不安になったのです)

 


予想外のメリット

今回かった座布団、4cmほどの高さがあるのです。
尻の位置が4cmあがることになるのですが、副作用的にこんなメリットも発生しました。

ヘッドレストがとても良い位置になった

はい。ほったらかしていた問題だった、リクライニング時のヘッドレストの位置ですね。これが頭の位置がズレることによって解決しました。

ちょうど首のカーブに合う形でヘッドレストが収まるようになり、大変満足しております。

・胡坐が楽にかける

胡坐をかくと、メッシュ座面のせいでくるぶしがスレて痛いことがあるのですよね……

が、座布団を使うことによって、くるぶしもカバーされるようになりました。痛くない!

自分のほかにも「アーロンチェアの上で胡坐がかけない!」ということを嘆く人が少なからずいるようです。

その中には「座面横のフレームに足が当たる」ことを言っているかたもいるようです。(自分も当たってたけど気にしてなかった)

座布団のおかげでフレームにも当たらなくなったので、そんな方にもおすすめかもしれません。

 

 

予期せぬデメリット?

これも尻の位置が4cmあがったことに起因するのですが……ポスチャーフィットの意味がなくなりました。
そりゃ、本来椅子が想定している位置から骨盤がずれるのですから、効果なくなりますよね……

 

とはいえ、自分はもともとポスチャーフィットの効果をそんなに実感していなかったタイプなので、あまり気になりませんでした。
(むしろ、座布団関係なくランバーサポート的なものを追加で買おうかと考えていたりします)

 

 

結論

このブログはゲームの話書くんじゃなかったのかよ、という気はしますが、気にしません。

なぜなら、「今の状況に満足せず、より良い改善策を、可能な手段の中から探す」という姿勢はゲームプランナーに非常に重要な思想だからです。
今回は、自分がアーロンチェアに感じた問題に対して、自分のゲームプランナー的なアプローチで臨んだので、これはテーマに合っているのです。

だからこの内容で間違っていないのです。強がってはいます。

 

ところで……いかがでしたか系ブログ、なんでそんな締めになるのかと思ってましたけど、締めの言葉ないと書いていて気持ち悪いですね。
あと、写真挟み込まないと画面のテンポ悪いですね。まあ面倒だし部屋汚いしで写真撮りませんが。

 

ということで、ゲルメッシュ系座布団を買ったら、アーロンチェアが完全体になったよ、というお話でした。

 

最後にアーロンチェアのアフィリンクでも貼っておきます。

まあ、買うときは家具屋さんで買うか、中古で安く買うかするのが良いと思いますが。 

ZENタイルを買いました

こちら↓のまとめを見て感動してしまったので、ZENタイル ベーシックを買いましたというお話です。

togetter.com

ZENタイルのサイトはこちら

chaga2.jimdofree.com

ZENタイルはどんなゲーム?

一言で言うと、禅を体験するテーブルゲームです。


もう少し言うと「今日一日の自分(の感情)と向き合う」ことを楽しむゲームだと自分は思っています。
エンタメ性の高いゲームのような派手な体験はできませんが、その「派手な体験」を振り返る…例えば映画を見て、それを反芻しながら感想を考えるような楽しみがあります。

 

9/27動画追記

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

 

 

これはゲームなの?

ゲームです(断言)。
あくまでも自分の中での定義ですが、ゲームは「ある体験を、簡単に楽しめるもの」だと考えています。

もう一歩踏み込んで書くと

  • ある「体験・行為」をテーマとして、
  • そのエッセンスを数値や道具で見えるようにして、
  • ルールによってデフォルメしたもの

かな、と。

ZENタイルでは、禅=自分の心と向き合う行為を、ルールと道具を使って見事にデフォルメして、ゲーム(禅の仮想体験)にしていると感じました。
切った殺したが多いSATSU-BATSUなゲームを作ることが多い自分としては、スローかつ内面と向き合うものを題材としてゲーム化に成功しているのは、頭が下がる思いです。

デザインって大事

で、きっかけになったデザインの話に戻りますが、これが素晴らしい。


竹製のゲージに、碁石の感情アイコン、枯山水を模したゲームシート、これらが禅体験に非常に効いてきます。
デザインといえば、「見た目を整えること」「芸術的な見た目」をデザインって言っているのをよく見ますが、そうじゃねぇ


少なくともゲームにおいてのデザインは、「機能を伝え、行動を伝え、体験を伝える」ための仕組みや設計を指します。もちろんそれで全部ではないですが。
ゲームの構成物はそのすべてに役割があります。プレイヤーにゲームの要素を余さず楽しんでもらうためには、しっかりと「伝える」「伝わる」ことこそがゲームのためのデザインの第一原則となります。


ZENタイルの遊びに必要な道具は非常にシンプルで

  • 時間ゲージ=時間が書かれている
  • 感情パネル=感情を表す一文字が書かれている

だけです。

例えば、プロトタイプがそうだったように「段ボール」で作っても大丈夫です。ルールに基づくデザインだけを見れば。


ですが、ZENタイルが伝える禅体験は、感情と向き合うウェットなものです。
そしてこれはテーブルゲーム。プレイヤーが物に直接触って進める必要があります。
そこにこそ、最初に触れたまとめにあるデザイン意図が効いてきます。


それぞれ、プレイヤーの操作の(物に触れ、動かす)たびに、碁石っぽい感情アイコンや、竹尺のような時間ゲージで触覚と聴覚の体験を、枯山水のようなゲームシートで視覚体験を、それぞれ増強しています。
そして、ゲームの完成形として「和の雰囲気」が伝わる、自分の今日一日の体験/心象がある種「和アート」になるようなものとして浮かび上がります


ビジュアルも素敵ですが、禅を軸に練られたデザインが、ゲームの作り出す禅体験をプレイヤーに伝える(余さず体験してもらう)ためのメッセージになっていると感じました。

で、やってみてどう?

自分は最初に書いた通り、ゲームは「本来は体験が難しいものを、ディフォルメして遊べるようにしたもの」だと思っています。


ZENタイルは、勝負や競技にとらわれがちなゲームの中で、禅の持つ「自分を俯瞰視する」機能を、ルールでディフォルメ化しているように感じました。
その日一日の感情をキーに、出来事を振り返る。その過程を「禅」をモチーフにした行為で「駒」を通して俯瞰していく感じでした。


直接増れると飲まれかねない「感情」を、「駒=モノ」に変換して、そっとタイムラインに置く=手放す。

 

それを繰り返すことで、一日と感情を俯瞰できるようになる。

出来上がった見た目も前述のとおり、ある種アートチックで見目麗しい。

f:id:HagrumaN:20200907032752p:plain

真ん中スカスカなのは、その日ほとんど寝ていたから。

1回1回の行為は「感情を俯瞰するためのルール」を通じて「ちょっと変わった日記」を作るだけの行為なのですが(いや、もちろんこれも素敵ですが)、最終結果が「平面上のコマの配置」になるので、写真を撮りためることで「自分の感情変化を記録」することができます。


ZENタイルを使って、繰り返し「自分を俯瞰視する」ことで、「禅」へと通じていくような気がします。

 

ということで、「禅体験のゲーム化」を見事に果たしているのが素晴らしいです。

「禅体験」ができるZENタイル、買おうぜ。

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運営者

はぐるま えぬ

初出

2020/09/21

 

このブログについて

このブログは、ゲームプランナーを生業としている「はぐるま えぬ」が考えたこととかメモとか吐き出す場所を求めて作った雑記帳です。

最終的に自分用の道具箱になるとよいですね、という思いを込めてツールボックスということにしました。

ゲームについて考えたこととか、そうじゃないこととかを記載します。

 免責

 ・はぐるま えぬ は匿名運用です。

・ここに書く内容は個人の感想です。